一年を振り返る必要はありません。
無理に総括する必要もありません。
年末になると、
「今年一年を振り返りましょう」
「反省して、来年につなげましょう」
そんな言葉を、あちこちで見かけます。
でも正直、
振り返りたくない人も多いのではないでしょうか。
もし今あなたが
「今年のこと、あまり考えたくない」
そう感じているなら
——無理に総括しなくて大丈夫です。

一緒に考えを整理していきましょう。
今年と来年は、切り離して考えていい
よくあるのが、こんな考え方です。
- 今年うまくいかなかった
→ 来年は取り戻すためにも、2倍頑張らなきゃ - 今年ダメだった
→ 来年もダメかもしれない
この発想はかなり心を消耗させます。
今年と来年は、連続しているようで別物です。
今年が苦しかったからといって、
来年まで引きずる必要はありません。
むしろ
「今年が苦しかったから、来年は気楽に始める」
くらいで、ちょうどいい。
振り返りたくないのは、あなたが弱いからじゃない
今年が良い年だった人も、もちろんいます。
- 大切な人ができた
- 結婚・就職が決まった
- 目標を達成できた
そういう方は、本当にお疲れさまでした。
もしくは、おめでとうございます!
でも一方で、
今年にフタをしたい人も、とても多いでしょう。
物価は上がり、景気は不安定で、
社会的なニュースも重たいものが多かった。
「自分だけがしんどかったわけじゃない」
そう思ってもいい一年でもありました。
「取り返そう」としなくていい理由
よく言われるのが、
「今年の分を来年で取り返そう」という考え方。
でも本当に、それはいい結果に繋がるでしょうか。
人が頑張る理由は、
突き詰めれば幸せになるためです。
今年の失敗を埋めることが、
必ずしも幸せにつながるとは限りません。
- また同じ道をなぞらないとダメなのか
- 一度元に戻る必要は本当にあるのか
- 本当に今のタイミングで取り戻す必要があるのか
一度、立ち止まって考えてみてください。
①失敗は「回収」しなくてもいい
つらい出来事は、どうしても引きずってしまいます。
でも
「やらかしたから、取り戻さなきゃ」
ではなく、
「やらかしたから、もうやめよう」
「経験から、違う方向に進もう」
これも立派な選択です。
特に仕事に関しては、
個人の失敗がすべて個人の責任とは限りません。
チームでの仕事なら、
失敗は想定内でスケジュールを組むべきです。
もし誰かが大きく責められるなら、
それは個人ではなく、
チーム単位や、元々の計画や見立ての問題であることも多いです。
②来年の計画に、無理を持ち込まない
もし今年が本当にしんどかったなら、
- 来年1年で全部取り戻そう
- 一気に挽回しよう
そんな計画は、立てなくて大丈夫です。
無理な計画は、
最初から歪みを生みます。
本気で取り戻したいなら、
5年かけるくらいの気持ちで進めるべきです。
来年は、「新しく始める一年」にしましょう。
③振り返らないことは、逃げじゃない
一年を振り返りたくないという気持ちは、
多くの場合、
それだけ傷ついた証拠です。
振り返りは義務ではありません。
時間と心に余裕がないなら、
無理に過去を見なくていい。
それよりも、
静かに来年を迎える準備をする。
それも、立派な前進です。


