前向きになれない日だって悪くない、現実的な生存戦略が鍵です
「前向きになれない自分はダメだ」
そんなふうに思って、さらに疲れていませんか。
世の中には
「ポジティブでいよう」
「今日はそれで十分だよ」
という優しい言葉があふれています。
でも正直、それって翌日の自分を助けてくれますか?
私はずっと、そこに違和感がありました。

「前向き=正しい」って合ってる?
そもそも「前向き」って、そんなに良いものでしょうか。
前向きとは、
「いける!やってみよう!」
という状態。
一方で、前向きになれないときは、
「自分はダメだ」
「やる気が出ない」
と感じている状態です。
でもこれって、自己評価が正確なだけとも言えます。
・どこがダメか分かっている
・なぜ進めないか説明できる
それは、感情ではなく現状分析です。
前向きな勢いで無理をして、
人に迷惑をかけたり、後で大きく崩れたりすることもあります。
「前向き=正解」ではありません。
後ろ向き、横向き、下向き。
向きによって役割が違うだけです。
「立ち止まる」は本当に必要?
自己啓発等で、よく言われます。
「立ち止まる時間も大切だよ」と。
でも私は、この表現が必ず適切ではないのかな、と思います。
例えば、
マラソン選手は、レース後に休憩します。
でもそれは「もう走らない」わけではない。
この場合の休憩とは、
次に走るための工程です。
私は、本当の意味で「立ち止まる」というのは、
人生が終わるとき。
ではないかと考えることがあります。
良くも悪くも生きている限り、
体も脳も動き続けています。
だからここでは、
「立ち止まる」ではなく
低電力モードに切り替える
と捉えた方が、現実的かと思っています。
感情は無視していい。操作すべきは「物理」
前向きになれない日の問題は、
気持ちではありません。
だから感情を励ますより、
まずは、環境と動作を変えてみましょう。
① 脳への入力を遮断する
- スマホを別の部屋に置く(無理なら通知だけ切る)
- 照明を落とす、目を閉じる、耳栓をする
情報過多は、思考をネガティブにします。
② 不快感を減らす
- 首・手首・足首を温める or 冷やす
- 締め付ける服、ぴったりの服をやめる
「なんとなく不調」は、意外と体から来ることも多いです。
前向きになれない日の「仕事の回し方」
大事なのは、
やる気がない日でも回る仕組みです。
① ルーティンを仕分けする
- 頭を使わない作業
- やってもいいと思う作業
- 嫌だけどやる必要がある作業
この中で「嫌だけどやる」が問題です。
② 嫌だけどやる、への対処
- 会議の進行を代わってもらう
- 体調を先に申告する
- 単純作業は音楽を聴きながら「手だけ動かす」
など
頑張らない。
脳を使わない設計にします。
③ 動けなかった日を「データ」にする
- モチベがないと何分かかるのか?
- モチベがないときの処理件数は?
メタ的な考えに近いですが、モチベが上がったらどれだけできるのか
それを知るための、計測対象にしてみましょう。
ルーティンは「1日」じゃなく「1週間」で考えてみる
「今日はそれで十分」という言葉。
優しくて、ああこれで良いんだって思える言葉です。
しかし、翌日の自分に借金を残しがちかなと思うんです。
だからおすすめは、
1週間単位のルーティン。
- モチベがある日に、嫌なことをまとめて消化
- モチベが高めの曜日(金曜日など)に気の重い作業を寄せる
- マクロや自動化で時短する
- 可能なら人に任せる
モチベを上げる努力より、
まとめる・任せる・自動化する。
物理的に、嫌なことを減らしていきましょう。
継続するかは「5年後」で判断して欲しい
もし
「ここまでして続けたくない」
と思うなら、
それは怠けではなく、
環境エラーである可能性が非常に高いです。
「いま辞めて5年後の自分」
「現状を続けた5年後の自分」
どちらが幸せそうでしょうか。
少し先の自分を比較してみて、
継続するか、変えてみるか判断してみて欲しいです。
さいごに
前向きになれない日は、別に悪くありません。
そして、感情を整える必要もありません。
必要なのは、
仕組みを書き換えること。
今日を気合で乗り切るより、
明日が楽になる構造を作る。
それが、現実的なセルフケアになります。


